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香水をつけすぎたときの対処
その場でできることと、次から減らすコツ

編集部 2026-10-09更新
結論1. つけた場所を、せっけんとぬるま湯で洗い流すのがいちばん確実。服についたら着替える。2. 自分で感じにくいのは、鼻が慣れているから。周りには届いているので、足さない。3. 次からは「1プッシュ減らす」「場所を下げる」。量を数えて決めておく。
Right Now

その場でできること

1. 肌についた香りを洗い流す手首や首など、つけた場所をせっけんとぬるま湯で洗います。こすりすぎず、泡で包むように洗って、よくすすぎます。洗えないときは、水で濡らしたハンカチやタオルで押さえるように拭き取ります。
2. 服についたら着替える・上着を脱ぐ服に移った香りは、肌より長く残ります。替えのシャツがあれば着替え、なければ上着を脱いで風を通します。
3. 人に会うまでの時間を空けるつけてすぐはアルコールと最初の香りが強く立ちます。30分ほどで落ち着くので、外の空気に当たりながら時間を空けます。
▲ 注意 別の香りで上書きしない香りのあるスプレーやボディミストを重ねると、混ざってさらに強くなります。消毒用アルコールでの拭き取りも、肌が荒れることがあるので避けます。

大手メーカーが公式に示している拭き取りの手順は見つからなかったため、ここでは肌に負担の少ない方法を編集部でまとめています。肌に赤みやかゆみが出たら、洗い流して使用をやめてください。

Why

なぜつけすぎるのか

同じにおいを嗅ぎ続けると、そのにおいを感じにくくなります。これを「嗅覚順応」といいます。においから離れると、感じ方は時間とともに戻ります[1]。においを感じなくなったのではなく、次に来る強いにおいに備えて鼻が環境に慣れている状態だと説明されています[2]。

香水が嗅覚に与える影響を調べた実験では、19人に、胸元に香水を3プッシュ(ちょうどよい量)または10プッシュ(つけすぎ)吹きかけたエプロンを着てもらい、においを嗅ぎ分ける力を測りました。どちらの量でも、つけていないときより嗅ぎ分ける力が下がっていました[3]。 自宅で2週間同じにおいにさらされた実験では、多くの人で、最後にさらされてから2週間たっても、そのにおいへの感度が下がったままでした[4]。 長く同じ香水を使っている人ほど、慣れによって量が増えがちだという指摘もあります[5]。

シャネルも、鼻が慣れて最初と同じようには香りを感じなくなっても、周りの人には香りが届いていると説明しています[6]。「自分で感じない=香っていない」ではありません。

Next Time

次からつけすぎないために

量を数えて決めておく
「その日の気分」で決めると、慣れた分だけ増えていく。場面ごとにプッシュ数を決める
1プッシュ減らしてみる
周りから香りについて言われたことがあるなら、まず1プッシュ減らす
つける場所を下げる
首・胸元から、手首、腰、足首へ。下にいくほど穏やかに香る
付け直しは昼に1回だけ
足すなら腰か足首に1プッシュまで
届く距離の長い香りは1プッシュ
オードパルファムや甘い・重い香りは、少量でも遠くまで届く
Check

自分の香水の適量

香水ごとに、香りの届く距離と、場面ごとの量・場所の目安を出しています。持っている香水の名前で調べられます。

自分の香水の量を調べる
Sources

出典

  1. Dalton P.(モネル化学感覚研究所)「Psychophysical and behavioral characteristics of olfactory adaptation(Chemical Senses)」(2000年)
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10944515/
  2. 大阪大学 ResOU「匂いを感じる瞬間のCa2+の振舞いを遂に解明(竹内裕子・倉橋隆)」(2023年3月3日)
    https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2023/20230303_1
  3. Beekman TL ほか(アーカンソー大学)「Should Panelists Refrain from Wearing a Personal Fragrance Prior to Sensory Evaluation? The Effect of Using Perfume on Olfactory Performance(Foods)」(2022年) 19人の実験
    https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8834429/
  4. Dalton P., Wysocki CJ.「The nature and duration of adaptation following long-term odor exposure(Perception & Psychophysics)」(1996年)
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/8710455/
  5. Klaschka U.「Between attraction and avoidance: from perfume application to fragrance-free policies(Environmental Sciences Europe)」(2020年)
    https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7366882/
  6. シャネル 日本公式「よくあるご質問(フレグランス&ビューティ)」
    https://www.chanel.com/jp/faq/fragrance-beauty/

調査の数字は記事の説明にだけ使い、香りごとの判定には使っていません。判定は公式の情報と使った人の声から出しています。

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